旅行をする際のQ&A

※Q&Aは当事者の立場から回答しています
国内旅行・海外旅行の注意事項
旅行に行くことはできますか?
国内・海外
国内海外にかかわらず、旅行に行く場合はまず、主治医に相談して許可を得ることが必要です。
主治医が旅行許可を出す条件について教えてください
国内・海外
主治医が許可を出す前提条件は、一般の人たちと同様に、体調、食欲、消化器系、循環器系、感染症など大きな問題がないこと、透析の前後でも体重、血圧、貧血、カリウムなどのコントロールができて、重篤な合併症の問題がないことです。
旅行保険へ加入することはできますか?
国内・海外
腎不全の場合は、内部疾患であるため、保険の種類によっては保険契約ができない場合もあるようなので、各保険会社へ直接お問い合わせください。
透析施設はどのように手配するのですか?
国内
(1)自分の透析を受けている施設の医師かスタッフに施設を紹介してもらう。
(2)透析旅行パックツアーに申し込む方法があります。
海外
(1)語学に自信のある方はインターネットなどで施設を探し予約する。
(2)旅行会社の透析旅行パックツアーに申し込む方法があります。
旅行に行く場合に持って行くもの、準備するものを教えてください
国内
国内旅行の場合は保険証、自分が助成を受けている諸々の医療券、最後に受けた透析の記録を持っていきます。
海外
海外旅行の場合は
(1)日本で受けた最後の透析の記録
(2)現地透析施設へ送った透析依頼状
(3)ドクターの紹介状
(4)透析データなどを記載したレポートの原本
(5)直近に受けた検査データ結果⑥常服薬、などを持っていくと安心です。
航空会社で利用できるサービスがあれば教えてください
国内
国内旅行の場合は航空会社によっては障害者専用の対応窓口を設け、空港内で利用できる施設やサービスなど相談にのってもらえます。
海外
海外旅行の場合は航空会社で特別機内食(低塩食・低カロリー食・低タンパク食など)を用意していますので、事前に申し込んでおくと便利です。航空会社各社で提供するサービスが異なりますので、事前に確認しておきます。
旅先での食事はどうするのですか?
国内
国内旅行の場合は低タンパク食を提供してくれる施設はありませんので、
(1)旅先で自分の体調と相談しながら宿泊先の食事をコントロールしながら食べる
(2)旅行に行ったときには制限をせず食べたいものを食べ、帰ってきてから食事制限を厳しくする
(3)自分で低タンパクの食事を用意するの方法で食事をします。抵抗力の落ちている人や感染症が心配の人は生ものや生野菜に注意します。
海外
海外旅行の場合は1人分のボリュームも多く、味付けも濃く、脂っこいものが多いので、少しずつ食べます。水はミネラルウォーターを飲み、果物ジュースなどはカリウムに注意します。
旅行先で海やプール、温泉に入っても大丈夫ですか?
国内・海外
CAPDの人はやめたほうがいいでしょう。抵抗力が落ちている人や感染症が心配な方はやめましょう。
旅行中気分が悪くなった場合どうすればいいですか?
国内・海外
国内旅行の場合は主治医とすぐに連絡がとれるよう、携帯電話をもって行動します。パックツアー(国内・海外)の場合は添乗員の指示に従うようにします。
海外旅行の注意事項
仕事で海外へ行くことになったのですが、現地で透析を受けることはできますか?
アフリカの辺鄙な場所や政情不安の国は別として、血液透析施設は世界各国にあります。大都市であればどこでも透析を受けることは可能だと思います。自分の通う透析施設の主治医に紹介してもらうか、自分で事前にインターネットなどを使って調べて、透析施設の場所がわかれば透析希望の予約をしておくと安心です。
海外で透析を受ける際の注意点について教えてください
海外で透析を受ける場合、あらかじめ透析条件を詳しく伝えないとダイアライザーの再利用や血流量、針の太さ、除水スピード、透析時間など現地での透析条件で行われてしまいますので透析前にはっきりと意思表示します。ドライウエート(基本体重)の単位は基本的に「㎏」を使いますが、「£」を使う国や日本のように「g」単位で正確に管理しないようなので注意が必要です。
海外で透析を受けた場合の治療費について教えてください
海外で血液透析を受けた場合、現地で受けた治療に対しては、日本の医療保険、更生医療、都道府県単独の重度障害者医療費助成制度は利用できませんので、現地の病院でかかった医療費は本人が現地透析施設の指定する方法で全額支払います。海外で支払った医療費の一部は、帰国後2年以内に医療費還付手続きをすれば、国内での医療保険での給付範囲で払い戻してもらうことができます。
時差が心配なのですが?
時差についてはアメリカやヨーロッパを旅行する場合は日本と比べると半日程度ズレますが、あまり心配はないようです。
海外に行く場合の薬の持ち出し方法について教えてください
海外に行く場合現地で買うと高価なエポなどを自分で持っていく方がいらっしゃいます。日本から薬を持っていく場合は、主治医に常服薬の処方箋を書いてもらい準備しておくと何かあったときに安心です。
予防接種はしておいたほうがいいでしょうか?
アフリカや東南アジアへ旅行する場合は予防接種が必要な国もあります。近くの検疫所で接種できますので、アレルギーなどの問題がなければしておくと安心です。
海外の透析施設を探す場合の情報源をもう少し詳しく教えてください
海外透析施設を探す際の情報源は以下の通りです。
(1)透析施設を自分で探す場合は、アメリカの施設は「Dialisys&Transplantation」ヨーロッパの施設は「EURO DIAL」透析を希望する地域から施設を探す場合は「GLOBL DIALYSIS」が利用できます。
(2)現地医療供給機関の情報などを無料で紹介してくれるサイトは「海外医療支援協会」があります。
(3)現地透析施設の紹介をしてくれる旅行代理店は「JTB首都圏東京品川支店」ですのでお問い合わせください。
現地の透析施設が複数ある場合の施設の選び方を教えてください
現地の透析施設が複数あるような場合は、施設が危険な地域に位置してい ないか確認などをし、安全であれば自分の宿泊するホテルに近い施設を選択すると送迎などの手配の心配もなく、便利だと思われます。
海外における1回の透析費用について教えてください
06年11月現在の海外医療支援協会の資料によると、1回の透析でラスベガス8万4千円、ハワイ4万7千円、パリ6万円、シンガポール6万1千円となっています。
パックツアーの透析費用の支払いについて教えてください
パックツアーであっても現地透析費用は、旅行費用に含まれていません。現地透析施設の指定方法(カード、現金、トラベラーズチェック)で支払います。
メディカルレポートに記載が求められるHIV、HBV、HCVについて教えてください
国によってHCVに厳しく、注意が必要な国もあるようです。主治医の渡航判断の可否は別として、仮に感染症反応が要請の患者でも、そのことを理由に現地での受入れを拒否されることはありません。
食事での注意事項
運動での注意事項
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