東北地方太平洋沖地震により被災された透析患者さんへ 全腎協宮本会長

東北地方太平洋沖地震により被災された透析患者さんへ
~みんなで支えます!どうか、未来を信じて!~

今回の地震や津波により被災された皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。
また、被災地域での救助活動等に、正に命を賭して尽力していただいている関係者の皆様に、心から感謝し敬意を表します。
 これほどの範囲で風景が消え、物理的にも精神的にも全てが一気に奪われる事態が起き、あの阪神・淡路大震災以上の被害が出るとは、予想していませんでした。
私たちが取り組み、準備してきた災害対策を遙かに超える事態であることは言うまでもありません。
 しかし、現実に今被災地におられる透析患者さんの治療を確保するのが、私たちの第一の使命であり、欠かすことの出来ない支援策だと考え、全力で取り組んでいます。
 被災地内での透析医療の確保、被災患者さんの支援を優先して厚生労働省をはじめとした関係機関・団体への要請を継続して行っています。また、今後の避難生活を支援するための対策を講じているところです。

◆被災地外での透析受け入れ
-透析患者にとって、透析を確保することが第一-
現在、(社)日本透析医会が中心となって被災地外の都道府県で、被災された透 析患者さんの受け入れ態勢が整ってきました。
当然のことですが、私たち透析患者にとって透析治療を受けることが不可欠です。この様な災害時には、緊急避難的に回数を少なく、時間も短縮することは避けられないことですが、あくまで短期的な対応だと考えます。
今回の災害規模から考えると、残念ながら今後の災害復興には長期間を要するこ 
とは否定できません。
その意味から、まず自身の身体を守るため、心身共に安心・安定した環境で治療を行うことが重要だと考えます。諸々の事情により被災地を離れられない患者さんもおられることと思いますが、今後の治療確保の選択肢の一つとしていただきたいと思います。
同時に、各自治体が公営住宅等の優先提供を行っていますので、希望される患者さんは、現在治療を受けられている医療機関を通じて申し出てください。

 全腎協は都道府県組織と、また日本透析医会はじめ関係団体と連携・協力して、全力で今回の災害支援を行います。被害を受けられた皆さんを支えます。
 東北の皆さんは、我慢、我慢で、感情を表に出さないと言われますが、今度だけは甘えるだけ甘えてほしいと思います。どんな支援が必要か?何が不足しているか?
少しずつ、ひとつずつ、状況はよくなっていくことを、未来を信じて。
 2011年3月22日
(社)全国腎臓病協議会
会長 宮本 髙宏
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